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資料番号
Ah278
分類
A . プリプレス技術 /
h . 文字
タイトル
「書体」が生まれる ベントンと三省堂がひらいた文字デザイン
著者/編者
雪 朱里
出版社
三省堂
出版日付
2021
形態
A5判320頁
資料の種別
■プリプレス技術
配架場所
図書館内
目次
口絵
ベントン彫刻機/三省堂「明朝漢字修正原図(鉛筆スケッチ)」/三省堂「明朝漢字3001番以上」墨入れ原図/
三省堂「明朝漢字3001番以上」墨入れ原図(拡大)/三省堂「昭和三十年研究試作 仮名関係」鉛筆スケッチ/
三省堂「ゴシック平仮名・片仮名」墨入れ原図/三省堂「明解国語辞典用平仮名・片仮名各濁音」墨入れ原図/
三省堂 欧文書体「Ronaldson Old」墨入れ原図/三省堂「欧文白抜数字」墨入れ原図/三省堂「記号」墨入れ原図/
三省堂「社名ロゴ」「SSD マーク」墨入れ原図/パターン(文字原版)/電胎母型/彫刻母型/さまざまな金属活字/
金属活字/自動活字鋳造機/活字組版(頁物)/活字組版(端物)/ベントン彫刻機活字と母型
はじめに―「書体」の誕生
第一章 三省堂の創業
三省堂を築いたひと・亀井忠一
「よいものは必ず、美しい」忠一と印刷工場
『日本百科大辞典』という冒険
採算度外視の「いいもの主義」
三省堂の経営破綻
コラム 種字彫刻師
第二章 「文字印刷」の三省堂へ
「文字印刷」に着目したひと・亀井寅雄
「文字の印刷」と「文字ならざるものの印刷」
運命の出会い 寅雄とベントン彫刻機
コラム インディアペーパーの開発
コラム 印刷優秀書籍の出版・印刷所
第三章 ベントン彫刻機導入の先駆者
印刷局とベントン彫刻機
①二つのベントン彫刻機
②小山初太郎の欧米視察
③矢野道也とベントン
④ベントン彫刻機の値段
築地活版とベントン彫刻機
①入手年代
②関東大震災の影響
③もう一台のベントン
④築地活版のベントン活用
⑤ベントン彫刻機の移籍
第四章 三省堂とベントン彫刻機
亀井寅雄の欧米視察
寅雄、今井直一を口説く
ベントンへの弟子入り
あたらしい工場の構想
工場建設を目前にして
ベントン彫刻機のゆくえ
もうひとつの重要な機械
関東大震災の大打撃
震災からの復興とポイント制活字の導入
三省堂の書体をつくったひとびと① 今井直一
第五章 三省堂の書体研究のはじまり
辞書だからこそ―ベントン彫刻機が必要だった理由
書体研究への着手
三省堂の活字の規格
蒲田工場の操業開始
ベントン彫刻機の荷ほどき
カナモジカイと三省堂
カナモジ活字の懸賞募集
桑田式カナモジ
三省堂の書体をつくったひとびと② 桑田福太郎
第六章 三省堂のベントン活字の誕生
書体研究室の移転と、母型製作の流れ
「組立式」から「腐蝕パターン」へ
かな、そして明朝漢字の彫刻へ
ベントン彫刻母型への批判
三省堂活字をまもるために
三省堂の書体をつくったひとびと③ 松橋勝二
第七章 三省堂のベントン彫刻機の成果
5・5ポイント活字の新刻
書体設計士の教育―杉本幸治の経験から
原図の書き方―三省堂の手法
三省堂の書体をつくったひとびと④ 杉本幸治
コラム 印刷関係の教育機関
第八章 戦渦の三省堂とベントン彫刻機
工場技師にくだされた特命
ベントン彫刻機の疎開
三省堂工場の再出発
三省堂の書体をつくったひとびと⑤ 金子鷗亭
第九章 ベントン彫刻機の国産化
三省堂の決断
大日本印刷の決意
大日本印刷の原図制作
第十章 ベントン彫刻機の量産化
毎日新聞社と津上製作所
毎日新聞社の原図制作
新聞活字とベントン彫刻機
第十一章 ベントン彫刻機の普及と活用
岩田母型製造所とベントン母型の普及
ベントン彫刻機の幅広い活用
ベントン彫刻機がもたらした革命
おわりに―年表の一項目にこめられた、はかりしれない舞台裏
ベントン彫刻機 国産化年表
文献一覧
索引