図書資料検索

本の写真

一般財団法人

印刷図書館

詳細画面

資料番号
Cc087
分類
C . 後加工/応用 / c . 紙器・包装
タイトル
青果包装100年の歩み 未開封の包装史
著者/編者
林 健男
出版社
ダイヤモンド・ビジネス企画
出版日付
2017/01/13
形態
14㎝×21㎝ 264頁
資料の種別
■後加工/応用
配架場所
■後加工・応用
目次
はじめに

第1章 夏ミカンを初めてセロハンで包んだのはいつなのか?

~青果包装の歴史と精工の歴史 (第一創業期~第二創業期)~

1. 青果包装の歴史は精工の歴史である

私と精工の出合い/精工の発展と野菜のパッケージの変遷/

フィルム加工業への参入業態の拡大/農作物の包装に特化しているからこそのノウハウ

2. 精工第一創業期―文具などの活版印刷から新たな農産物のパッケージへ

精工のルーツと創業当時の状況/昭和25年、精工印刷株式会社の設立

3. 精工第二創業期―ミカン箱やリンゴ箱のラベル販売

第二創業期の営業体制/精工の地盤を築いた二代目・林信男/二代目社長の人間性

4. 初めはみんな木箱だった

他社に打ち勝っていった理由/野菜や果物も初めは木箱で運んでいた

5. 軽くてたためる段ボールや発泡スチロール

包装資材としての段ボールの普及/発泡スチロール箱の登場と包装の変化

6. プラスチックの普及と包装の進化

日本のフィルム包装の歴史(戦前~戦後)/近年の包装事情の変遷/フィルム包装の大きな変化

7. 商品保護や鮮度保持が、包装の最大の目的

女性が活躍する精工の営業企画部/デザインの専門組織 「果菜葉」/企画部門に女性社員が多い理由

8. 重視されるようになってきた青果物をPRする機能

「パッケージ」の原点は、ミカンにある/包装デザインの歴史/パッケージデザインの難しさ/

食料品の買い物に伴う苦痛を和らげ、楽しいものにしたい

9. そしてフィルム加工業へ

石油ショックとフィルムの売上/工場設立の経緯/最初の自社工場立ち上げによる変化/工場建設という決断と背景

対談 高級品を守るための個別包装からブランディングのための

包装へ サンキスト・パシフィック(株) 代表取締役 平田順生

第2章“鮮度を保つ”テクノロジーと“魅せる”テクノロジー

~鮮度保持の技術とパッケージの特長(第三創業期)~

1. 作物別青果包装の歴史

世の中の需要に伴うパッケージの変遷と売上の相関関係/980年以降の包装における改革/

作物別に適した包装がある/劣化の早いオクラに適した包装

2.「S&Sフィルム」で鮮度を守る

鮮度保持フィルム「S&Sフィルム」

3. 袋内の曇りを防ぐ特殊技術

新しいフィルムが開発されるまで/曇らないフィルム開発当時のエピソード

4. MA包装で鮮度保持

最近の防曇フィルムについて/青果物の劣化を防ぐMA包装という技術/予冷して低温保存する

5. 魔法の粉、 NatureSealとは?

青果物の鮮度を保つネイチャーシール/カットフルーツ、カット野菜の必要性

6. 彩りと持ちやすさを実現した『スタンドパック』

見た目と機能性を考えたパッケージの形状/『スタンドパック』の狙い

7. 高級感を醸し出す『ボックスパック』

パッケージによる商品のブランディング/パッケージングが新たなニーズを掘り起こす

8. ワンポイントアドバイスで果実をおいしく

精工とサンキスト様との出会い/防黴剤の表記について/商品開発で心掛けていること/パッケージのもつ3つの役割

9. 買い物の楽しさとパッケージの可能性

商品陳列がアピールする買い物の楽しさ/パッケージの面白さと可能性

10. 何度も剥がせるカバーフィルム

冬の売り場を彩るパッケージ資材

11. 日本一、清潔で安心安全な工場をめざす

つくば工場の鮮度保持研究室 / 高知工場と宮城工場

12. 青果物から加工食品まで、オールマイティーに対応

カット野菜の包装にも対応

13. これからの包装容器 トップシール包装

14. 包装機械の取り組みと一貫生産と短納期

包装フィルムと包装機械のマッチング/精工の強み

対談 欧米式の模倣ではない、日本独自の鮮度保持の歩み

香川短期大学名誉学長 北川博敏

対談 フィルム包装導入が、消費者の目を変え、市場に新しい

流れを生んだホクトの挑戦 ホクト(株) 代表取締役社長 水野雅義

第3章 農業とともに切り開く未来

~農業の未来と精工のこれから~

1. 農産物の流通の変遷

精工の戦略と青果パッケージの特殊性/設備投資のタイミング/

青果包装を扱うことの難しさと精工の戦略/青果包装ビジネスの商流

2. パッケージの重要性とTPPの影響

ブランド化する日本の農産物/パッケージによるブランド戦略/

TPPはピンチではなく、チャンスである/時代とともに変わるパッケージのあり方

3. 鮮度保持とエコの機能

そもそも鮮度保持とは何か/フードロスを減らす鮮度保持包装の役割/産地表示フィルム、フードロスと鮮度保持

4. 包む技術力で強い農業をつくる

JAと農業生産法人/生産者と販売者がそれぞれパッケージを考える時代

5. 最先端のデジタル印刷機でできること

私とデジタル印刷の出会い/デジタル印刷で使うフィルム

6. 業界のリーディングカンパニーとして、食の安全を守り続ける

社長職を譲ることについて/優れた経営者とは/私にとっての精工とは

コラム ハローキティとの協力で成功したシール・フィルム包装による競争優位戦略

おわりに

株式会社精工のあゆみ