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資料番号
Ha273
分類
H . 年史・社史/歴史 / a . 印刷会社関連社史
タイトル
東洋製罐グループ100年史
著者/編者
100年史編纂委員会 編
出版社
東洋製罐グループホールディングス
出版日付
2017/12/01
形態
A4判336頁
資料の種別
■年史・社史/歴史
配架場所
図書館内
目次
東洋製罐グループの経営思想

ご挨拶

東洋製グループホールディングス株式会社 名誉会長 三木啓史

東洋製線グループホールディングス株式会社 代表取締役社長 中井隆夫一

口絵~包むをカタチに

創業者・高碕達之助の生涯

沿革

序章 設立前史 1885(明治18)年~1916(大正5)年

1. 包装の新たな可能性缶詰の勃興

1. ニコラ・アッペールによる「缶詰原理」の発明

2. 欧米における缶詰産業の勃興

2. 日本における缶詰産業の勃興

1. 民間における缶詰製造

2. 殖産興業における缶詰

3. 日露戦争と缶詰

3. 2つの輸出缶詰会社日本における「缶詰業」と「製缶業」の分離

1. 東洋水産の興亡

2. 堤商会と輸出食品会社

1 章 創業期 1917(大正6)年~1926 (昭和元)年

1. 東洋製罐の創立

1. 高達之助の帰国

2. 創立総会に至る経緯

3. 創立総会と株主配当

2. 初期の経営

1. 経営戦略

2. 北海製罐倉庫株式会社の創立

3. 内地における製造拠点の拡張

4. 大阪工場の再建と一枚の額

3. 台湾パイン事業

1. 台湾製罐株式会社の設立

2. 台湾鳳梨栽培株式会社の設立

3. 台湾合同鳳梨株式会社の設立

4. ぶりきと機械

1. ぶりきの輸入

2. 製缶機械もつくる~林鐵工場株式会社との提携

コラム

創業の地、大阪 (福島)工場の今昔

高崎達之助とフーバーの深い絆

第2章 飛躍から挫折へ 1927(昭和2)年~1945(昭和20)年

1. 創立10周年

1. 『東洋製罐株式会社十週年の所感』の発行

2. 母船式蟹漁業と戸畑製罐株式会社の設立

3. 鮪缶詰とみかん缶詰

2.大恐慌の嵐

1. 根本方針と服務精神の明文化

2. 貿易摩擦と経済「自主」統制

3. 東洋鋼鈑株式会社の設立

3. 東洋製罐創立20周年の光と影

1. 東洋罐詰専修学校の建学

2. 製缶会社の大合同

3. 戦時体制下の東洋製罐

コラム

CANマークの制定

脱兜状と金の兜

第3章 敗戦からの復興 1946(昭和21)年~1951(昭和26)年

1. 終戦を迎えた日本

1. 缶詰業者の一致団結

2.輸出自由化による缶詰業界復興の兆し

2. 復興への道のり

1. 混乱のなかで生産開始

2. 北海製罐株式会社の分離独立

3. 株式の上場と事業復活の兆し

4. 日本フエロー株式会社の設立

5. 競合会社の台頭

第4章 食缶の急伸と市場競争の出現 1952(昭和27)年~1957(昭和32)年

1. 業績の復調

1. 缶詰業界挙げての販促活動

2. 印刷缶の普及と美術缶の伸長

3. 発展途上国への技術供与

2. ぶりきの近代化

1. ぶりきの統制解除

2. 鉄鋼業界の合理化推進

3. 電気めっきぶりの登場

4. 日本鋼株式会社の設立

3. グループ経営の本格展開

1. ガラス事業~島田硝子製造所への資本参加

2. エアゾール事業~東洋エアロゾール工業株式会社の設立

3. 電解事業~東洋電解株式会社・大阪電解株式会社の設立

4. キャップ事業~帝国クラウンコルク株式会社が東洋製罐グループ傘下へ

5. オイル事業~東洋石油株式会社の設立

6. 関連事業のグループ会社設立

4. 労働争議の発生

1. 労働運動の激化

2. 「東缶労働組合」の設立と 大々的なストライキの実施

5. 福利厚生の整備

1. 社内報『東缶』の創刊

2. 創立記念日の制定

3. 永年勤続者表彰と定年予定者への慰安

6. 創立40周年での誓い

1. 市場競争の活発化

2. 「創業の精神」 の再考

3. 創立40周年~発展的な本業への回帰

コラム

従業員記章の制定

第5章 製缶メーカーから総合容器メーカーへ 1958(昭和33)年~1964(昭和39)年

1. 日本初のビール缶の生産

1. ビール缶の開発開始

2. コンチネンタル・キャン社との技術提携

3. 日本初の缶ビールの発売

2. プラスチック容器事業への参入

1. 東洋罐詰専修学校の拡充と東洋製罐研究所の設立

2. プラスチック容器の研究開始

3. プラスチック容器市場への参入

4. 洗剤用ボトルの自社生産開始

5. 『レノバック』でソース容器に革命

6. マヨネーズボトルの生産開始によるプラスチック事業の確立

3. 東洋製罐・東洋鋼鈑綜合研究所の設立

1. 東洋製罐グループの研究を推進する研究所の設立

2. 東洋食品工業短期大学と 東洋食品研究所の発足

4. 『ティンフリースチール』の開発

1. 世界初の電解クロム酸処理鋼板『ハイトップ』の誕生

2. ティンフリースチールの普及

5. 美術缶の急伸

1. 高度経済成長による生活の変化

2. 美術缶の営業・販売体制の強化

3. 協力会社を巻き込んだ三位一体営業

6. 新しいキャップの開発

1. 『ホワイトキャップ』の技術導入契約締結

2. 『P.P.キャップ』の生産開始

3. イージーオープンエンドの普及

7. 果実缶産業を支援

1. 外貨獲得を担ったみかん缶詰

2. 果樹振興特別措置法の制定

3. 『フッド・マシナリー (ジャパン)』の設立

4. みかん缶詰業者および桃缶詰業者への支援

8. 得意先向けサービスの拡充

1. 日本製缶協会の発足

2. 市場調査の実施

3. 得意先向け講習会・講演会の充実

4. 北洋漁業船団にサービスマンが乗船

9. 生産体制の拡充

1. 工場・営業所の新設

2. グループ会社の設立による専門性の発揮

10. 総合容器メーカーとしての地盤を構築

1. 組織体制の強化

2. 「ニューヨーク事務所」の設置

3. 「パッケージングセンター」の完成

4. 海外へのプラント輸出

5. 高碕達之助の逝去

コラム

コンチネンタル・キャン社の技術者から見た東洋製罐

『技術用語辞典 ―缶及び缶詰―』の発行

綜合研究所の用地探し

イージーオープンエンドの誕生秘話

北洋漁業船団での希少な体験

『たかさき煮』の発売

第6章 高度経済成長と新たな容器開発 1965(昭和40)年~1974(昭和49)年

1. 飲料缶時代の幕開け

1. 清涼飲料業界の動向

2. コカ・コーラの日本参入

3. 日本コカ・コーラとの取引開始

4. コカ・コーラ向け空缶の生産開始

2. 『トーヨーシーム缶』の開発

1. 世界的な評価を受けた『ハイトップ』

2. 『トーヨーシーム缶』の完成

3. 『トーヨーシーム缶』の本格的生産の開始

3. 飲料缶の多様化

1. DI缶をめぐる業界動向

2. 東洋製罐のアルミ缶戦略

4. 美術缶の躍進とプラスチック容器への本格的参入

1. 絶頂期を迎えた美術缶

2. プラスチック容器専門工場・川崎工場の設置

3. 大阪地区の美術缶およびプラスチック容器の生産体制を整備

4. ヤクルトの容器がびんからプラスチックへ

5. レトルトパウチの開発

1. インスタント食品の登場

2. レトルトパウチ『クック・イン・パウチ』の上市

3. フレキシブルパッケージ『RP-T』および『RP-X』の開発

4. レトルトカレーの保存性を高めた『RP-F』の開発

5. 海外から脚光を浴びたレトルトパウチ

6. ハイバリアプラスチックボトル『ラミコン』の登場

1. 株式会社クラレのエバール樹脂でハイバリア性を実現

2. マヨネーズ・トマトケチャップ用ラミコンボトルの実用化

3. 液体用ラミコンの開発

4. ラミコンの技術供与

7. 海外企業への積極的技術援助

1. タイおよび韓国現地法人への資本参加

2. ユナイテッドキャン社 (インドネシア) と 技術援助契約を締結

8. 環境活動の開始

1. あき缶散乱の社会問題化

2. 業界団体の環境美化啓発活動

3. 東洋製罐の環境美化活動の推進

9. 社内体制整備と合理化推進

1. 実用化研究体制の構築

2. 職工員制度の廃止と資格制度の導入

3. 「東洋製罐厚生年金基金」の設立と「従業員投資会」の発足

4. 全社的な生産性向上に向けて

5. 公正取引委員会からの勧告

コラム

得意先主催によるビアパーティー

仙台工場におけるQC活動のあゆみ

第7章 世界No.1 容器メーカーへの道程 1975(昭和50)年~1983(昭和58)年

1. 飲料缶の急伸

1. コーヒー向け空缶の供給

2. 『トーヨーシーム缶』の用途拡大

3. DI缶専用工場 「石岡工場」を設立

2. PETボトルの登場

1. PETボトル市場への参入と「久喜工場」の新設

2. 多彩な大型PETボトルの生産

3. ラミコンの用途拡大

1. 『ラミコンカップ』の完成

2. 『ラミコンチューブ』で新領域を開拓

4. 高温短時間殺菌を可能にしたレトルトパウチの開発

1. ハイ・レトルト殺菌『hiRP-F』の完成

2. 『ニッタケバック』への採用

5. フィジーで初の海外空缶生産事業の展開

1. フィジー進出の背景とフィジーキャンの設立

2. フィジーキャンでの空缶生産と終焉・

6. 缶詰需要の喚起

1. 『素材缶』の商品化

2. 産官学連携でマッシュルームの生産を支援

3. みかん缶詰生産機械と飲料缶の内容品開発

7. 世界に認められる総合容器メーカーへの飛躍

1. 創立60周年

2. 技術本部鶴見分室の設置による充填試験体制の拡充

3. 世界No.1の売上を誇る総合容器グループとなる

コラム

フィジー流オープニングセレモニー

Foods Pacificへの支援

西友プライベートブランド誕生の一翼を担った素材缶

高崎達之助と美浦村の深い絆

CANマークの由来

第8章 多様な製品開発と新たな事業の模索 1984(昭和59)年~1994(平成6)年

1. 医薬分野への新規参入

1. 動物用輸液ボトルの生産開始

2. 人体用輸液ボトルの生産

3. 新たな大腸がん検査容器の実用化

4. 医療向けキャップ『メディクルキャップ』の開発

2. PETボトルの多様化

1. 耐熱PETボトルの開発

2. PETボトル用無菌充填技術の確立

3. 多様化するPETボトルとその対応

3. 時代のニーズに合った新技術の開発

1. バブル景気とその終焉

2. 脱酸素技術で業界初の緑茶飲料の発売

3. デザートに多用された『ハイレトフレックス』

4. インモールドラベリング方式の採用

5. ステイオンタブの開発

6. アクティブバリア容器『オキシガード』の開発

7. 無菌充填技術でおいしい「生餅」と「米飯」を常温提供

8. 缶詰の品質を下支えする打検技術

9. 多様な製品の上市

4. 究極の缶『TULC』の開発

1. 『トーヨーシーム缶』の生産600億缶の達成

2. 『TULC』開発の背景と生産ラインの構築

3. 数々の技術賞を受賞したTULC

5. タイにおける本格的事業展開

1. タイで製缶事業を展開

2. バンコック駐在事務所を開設

6. 効率化・合理化経営の推進

1. メーカーにおけるインプラント化の急伸

2. はんだ缶生産ラインを撤去

3. 次世代を見据えた事業展開のために

4. 小集団活動の活発化

5. 適性スペック選択支援システムの構築

6. 業務改善推進本部および委員会の設置

7. 物流システムの抜本的見直し

8. 「コストダウンプロジェクト」のスタート

9. 「中央安全衛生委員会」の発足

7. 国際的な環境意識の高まりと環境活動の本格化

1. あき缶のリサイクル率向上活動

2. PETボトルのリサイクル活動の推進

3. 環境対策室の設置

コラム

専門職制度の導入とプロダクトチームの新設

実年者向け加工食品の開発で市場喚起

第9章 新時代の総合容器メーカーへ 1995(平成7)年~2010(平成22)年

1. TULC缶の伸長

1. 『ダイアカット』の研究開発

2. TULCメンテナンスチームの編成

3. 『aTULC』でアルミ缶市場に参入

4. 『低陽圧TULC』 と 『液体窒素ミスト充填法』

5. 初の陰圧リシール缶『TEC200』の開発

6. 『TULC』 の地位確立と『トーヨーシーム缶』の生産終了

2. PETボトルの普及に向けた新製品開発

1. 小容量PETボトルの解禁

2. 金属部門とプラスチック部門の融合

3. PETボトルのさまざまな課題に対応した 製品開発

4. 殺菌剤を使用しない充填システムの開発

5. 軽量化と遮光性と加飾性を実現したPETボトル

3. 環境対策の推進

1. 環境関連法の整備

2. カーボンフットプリントの運用開始

3. 再生化率99.9%の達成

4. PETボトルからPETボトルへのリサイクルを推進

4. 安全意識の高揚

1. 阪神淡路大震災の発生

2. 安全対策の再考

5. 業績低迷からの脱却を目指して

1. 中期経営計画の策定

2. 従業員教育の拡充

3. 人事制度の見直し

4. 「第三次中期経営計画 (TSKⅢ)」のスタート

5. コンプライアンス活動の推進

6. 新3カ年中期経営計画によるリストラクチャリングの実施

7. 基幹系業務の再構築

6. 海外事業の拡張

1. タイでの新たな事業展開

2. ベトナムにAPIを設立

3.マレーシアへの進出

4. 海外事業本部の創設

5. NCIの設立とTULCの供給

6. 『aTULC』の海外展開の推進

7. 中国での本格的事業展開

7. グループシナジーの追求

1. 「東洋製罐グループ環境委員会」の設立

2. 「東洋製罐グループ技術発表会」の開催

3. 「東洋製罐グループ中期経営計画」の策定

コラム

ご長寿『ロータス缶』

顧客本位の東洋製罐のサービスを貫く

環境報告書の発刊

漁船をチャーターして物資を運搬

東京工場の柱・梁を歴史資料として寄贈

高槻市役所前の高崎達之助の胸像

第10章 ホールディングス体制での新たな船出 2011(平成23)年~2017(平成29)年

1. 東日本大震災の発生と復旧

1. 未曾有の大震災と津波の発生

2. 復旧・復興に向けて力を結集・

2. タイにおける洪水災害の発生

1. タイを襲った大洪水

2. グループ会社の被災復興状況

3. 新規事業の模索

1. 『株式会社T&Tエナテクノ』の設立

2. 『Stolle Machinery Company, LLC』 がグループ傘下に入る

3. ライフサイエンス分野への進出

4. 「テクニカル本部」の設置・

4. 大崎フォレストビルディングの完成と本社移転

1. 新本社ビルの建設

2. 新本社ビルのコンセプト

3. 「容器文化ミュージアム」による情報発信と地域交流

4. 「イノベーションギャラリー」の開設

5. 高碕芳郎名誉会長の逝去

5. ホールディングス体制への移行

1. ホールディングス体制の構築

2. 東洋製罐グループの経営思想

3. ホールディングス体制下での東洋製罐

4. 東洋製罐グループの中期経営計画の推進

5. グループとしてのCSR活動の推進

6. ホッカンホールディングス株式会社との合併 221

7. プラスチック容器事業の統合

6. 次なる100年へ向けてサスティナブル経営の実践

1. 事業会社の体制変更

2. 開発 営業戦略機能の連携強化

3. CSR経営の強化

4. 創立100周年を迎えて

5. これからの100年に向けて

コラム

がんばれ東日本! コップに託した想い

東京工場跡地の有効利用

大崎フォレストビルディングを囲む高崎達之助ゆかりの樹木

東洋製罐グループの理念の象徴・メビウスマーク

東洋製罐グループのコンプライアンス活動の歩み

創立100周年の記念品

主要事業会社略史

1. 東洋鋼株式会社

2. 東興業株式会社

3. 日本クロージャー株式会社

4. 東洋ガラス株式会社

5. 東洋エアゾール工業株式会社

6. 東罐マテリアル・テクノロジー株式会社

7. 日本トーカンパッケージ株式会社

8. Stolle Machinery Company, LLC

資料

1. 会社概要

2. 歴代社長

3. 歴代役員任期一覧

4. 資本金の推移

5. 売上高の推移

6. 当期純利益の推移

7. 従業員数の推移

8. 東洋製罐グループ会社一覧表

9. 国内ネットワーク

10. 海外ネットワーク

11. 年表

主な参考文献

編集後記

写真資料提供·協力