詳細画面
資料番号
Bj022
分類
C . 後加工/応用 /
f . その他
タイトル
銅版画ノート
著者/編者
視覚デザイン研究所・編集室,清塚紀子,池田良二,久保卓治,日向野桂子,亀山知英
出版社
視覚デザイン研究所
出版日付
1988
形態
A4判144頁
資料の種別
■印刷技術
配架場所
■印刷技術
目次
銅版画の基礎知識
銅版画の魅力とその技法
銅版画の道具
1 プレートの準備
銅版を作品の大きさに合わせて切る
プレートマークをつくる
2 製版
直接法/間接法/紙の準備
3 インクを詰める
銅版画用インクの条件
4 インクを拭き取る
寒冷紗の使い方/版面に残った油膜を拭き取る
5 プレス(印刷)
プレス圧の調整/本刷り/紙の準備
6 乾燥して完成
直説法による銅版画
A ドライポイント
道具と方法
ニードルのひっかき跡(バー)が特徴
いろいろなタッチの工夫
タッチの表現に使う道具
1 製版工程
バーを削って繊細な線を表す
2 プレス工程
インクを拭き取る方向でにじみ方が違う
B メゾチント
道具と方法
まず目立てして黒い面をつくる
表したい形にバーを削る
1 製版工程 A 目立てする
真っすぐ目立てするために版に補助線を引く
2 下絵を転写する
しっかりした下絵でイメージをつかむ
3 製版工程 B スクレッパーでまくれを削る
輪郭線から削り始める/遮光板を使って作業する
3 製版工程 B スクレッパーで仕上げ
インクを詰めて仕上がりの感じを見る
4 プレス工程
プレートマークを整える
C エングレービング
道具と方法
ビュランの持ち方/ビュランの種類とタッチ
1 準備 ドローイング
2 製版工程 ビュランで彫り始める
ニードルで線描する/スクレッパーでバーを削る
3 試し刷りと修正
修正はスクレッパーとバニッシャーで
4 プレス工程
紙とインクを試し刷りで選ぶ
間接法による銅版画
間接法の道具
腐蝕液/液の溶き方/版を腐蝕液に浸すときの工夫/防蝕液(グランド)/エッチングの腐蝕見本
D エッチング
道具と方法
ニードルの描画では線に強弱をつけない
1 準備
版面をいぶしてすすを付ける/下絵を転写する
2 製版工程 1回目の描画と腐蝕
最も太くする線から描画を始める
2 製版工程 2、3回目の描画と腐蝕
3 試し刷りの準備
4 試し刷り
1回目の試し刷り/2回目の試し刷り
5 本刷り(プレス)の準備
インクを詰める/インクを拭き取る
6 プレス工程 雁皮(がんぴ)刷り
薄い和紙(雁皮)を銅版ですくい上げて刷る
紙による印刷効果の違い
アルシュ/BFK/ハーネミューレ/エンリコマヤーニ
E アクアチント
道具と方法
松ヤニの粉を熱して防蝕層をつくる
アクアチントの腐蝕見本
1 製版工程 A 絵柄を線刻する
白く残したい部分に黒ニスを塗る
2 製版工程 B 松ヤニで防蝕層をつくる
松ヤニをまく/松ヤニを版に固着する
3 腐蝕する(1回目)
4 腐蝕でグラデーションをつける
長く(何回も)腐蝕された所ほど黒い
5 試し刷りと修正
6 細部を描き加え、仕上げに入る
筆の自由なタッチを腐蝕する
応用編 サンドペーパーを使ったアクアチント
サンドペーパーを版に当ててプレスにかける
技法のバリエーション
F ディープエッチ
ディープエッチの腐蝕見本
8時間腐蝕すると厚さ1.5ミリの銅版に穴があいてしまう
あらかじめ版に塗ったグランドをはがす方法
固まったグランドをリグロインをつけた筆で取っていく
黒ニスで腐蝕したくない部分を覆う方法
黒ニスを筆や指で直接版につける
G ソフトグランドエッチング
押すだけでも跡がつくソフトグランド
版の上に葉やレースなど表したいものを置く
H リフトグランドエッチング
ポスターカラーで作るリフトグランド
グランドを持ち上げるリフトグランドエッチング
砂糖を使ったシュガーアクアチント
ゴム+砂糖液を筆に付けて描く
I 複数の技法を併用する
間接法で絵をつくった後メゾチントを施す
スクレッパーとバニッシャーを使ってトーンの濃淡をつくる
J 刷り色でバリエーションをつくる
紙版を使った2色刷り
紙版をつくる/見当をつくる/紙版で色をつける
色インクを詰めてつくる多色刷り
紙でインクベラをつくる/ヘラでインクをのばしていく
凸部分にもインクを盛ってつくる多色刷り
凸部に盛るインクの油分を多くする
銅版技法 応用編
K 写真製版
写真を銅版に焼き付けて版画にする
付録
特殊な道具 道具の手入れ
ドライポイント技法の修正
版画材料取扱店
版画教室・工房
版画材料価格表
Gallery
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