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資料番号
Hd030
分類
H . 年史・社史/歴史 / d . 印刷の歴史
タイトル
新修『福岡市史』特別編 活字メディアの時代 近代福岡の印刷と出版
著者/編者
福岡市史編集委員会
出版社
福岡市
出版日付
2017/03/31
形態
A4判 384頁
資料の種別
■年史・社史/歴史
配架場所
■社史/年史
目次
●目次

はじめに グーテンベルクのすそ野を駆け抜ける 序説・近代福岡の印刷と出版



第一章 新たなメディアの誕生

1 活版印刷の黎明

コラム 福岡発のベストセラー

2 明治の教科書出版

コラム 教科書としての紀事文・論説文

3 新たなメディアとしての新聞・雑誌

コラム 福岡図書館/狂詩に見る福博の風景



第二章 「新時代」と地方メディア

1 福岡・博多を語る

コラム 竹田秋楼のHAKATA-MONOGATARI

2 月曜附録と黒田静男

3 文芸誌のはじまり

コラム 百星つどう『天の川』

4 福岡詩壇の夜明け前

コラム 原田種夫 第一線の裏方文士



福岡の新聞漫画と下川凹天



第三章 モダン都市福岡の広告と出版

1 博覧会の時代とメディア都市

コラム 鳥瞰図に描かれた二つのビジョン/博覧会に見る大陸との交流

2 魅せる都市の広告と芸術

コラム 新興写真の波動

3 モガへの憧憬とゴシップ

コラム 西口紫溟の『博多春秋』

4 福岡文壇の誕生



福岡博多お土産絵葉書

博多二○加/博多ことば



第四章 戦時下の文学と文化

1 『九州文学』の誕生

コラム 竹中英太郎と青柳喜兵衛

2 「翼賛」する地方文化

コラム 清水芳太郎と創生会

3 『こをろ』の青春

コラム 科学文化雑誌『科学評論』/『博多春秋』から『九州春秋』へ

4 専業出版社の出発

コラム 昭和20年8月15日をまたいだ『月刊 西日本』



第五章 紙飢饉とGHQの検閲

1 検閲とは何だったのか

コラム 飛ぶように売れた『日米日常会話』

2 戦後復興を支えた印刷業

3 カストリ時代の用紙事情

コラム バーター制とセンカ紙の流通/カストリ雑誌と福岡

4 占領下の出版活動

コラム 戦後混乱期の出版物取次/菊竹金文堂と金文会/『夕刊フクニチ』とサザエさん



第六章 活字に群がる人々

1 花開く雑誌文化

コラム プランゲ文庫/「日本人」を叱る原節子

2 同人雑誌の再興

コラム 福岡に戻る作家、巣立つ作家/二つのモデル小説

3 文化・芸能団体の再編

コラム 『九州演劇』と自立演劇運動

4 働く人々のために

コラム 大衆を励ました笑いと芸能/エロスの衝撃「肉体の門」九州巡回公演



第七章 集団のなかの活字

1 サークル運動の時代と福岡

コラム サークル運動と炭鉱/在日朝鮮人によるサークル誌『荒波』/ガリ版文化

2 PR誌と作家たちの活躍

コラム 黒田静男の『芸林』/『博多ばってん』と広告

3 学校のなかの活字

コラム 『九州大学新聞』と滝沢克己

4 『婦人九州』からのまなざし

コラム 河野信子の仕事



文林堂の活版印刷と福岡の同人誌

文林堂主人、山田善之さんに聞く/【附録】文林堂と日本の印刷の歩み/同人誌ができるまで



第八章 「百万都市」へ

1 高度消費社会の到来と印刷業

コラム 近代デザイン・センター

2 印刷文化典に見る構造改善の影響

コラム 印刷団地

3 「百万都市」の自画像

コラム タウン誌今昔―まちの「うわさ」と「シティ情報」―/うちなるふるさと―梅林新市と米倉斉加年―

4 出版文化の光芒

コラム 雑誌『暗河』と1970年代の思想運動



論考

1 明治期福博の出版人と書肆/首藤 卓茂・梅本 真央

2 敗戦直後の福岡における『叡智』誌周辺の動向について/永島 広紀

3 占領期の福岡における印刷―雑誌『紙と印刷』から見える光景/石川 巧



年表・索引