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資料番号
Fd117
分類
F . 印刷周辺 / d . 書物・本・文字について
タイトル
振仮名の歴史
著者/編者
今野真二
出版社
集英社
出版日付
2009
形態
縦17.5㎝×横11㎝、256頁
資料の種別
■印刷周辺
配架場所
図書館内
目次
はじめに 雪だるまの歴史は語れるか/「読み」と「振仮名」/日記に振仮名をつけるか/ 太宰治『人間失格』の自筆原稿を例として/「振仮名の歴史」探訪の旅 第1章 振仮名とはなにか 第1節 サザンオールスターズの歌詞にみられる振仮名 歌詞カードは何のために?/さまざまな書き方が許されている日本語/漢字で書きたい!/ 2つの言語/読みとしての振仮名/常用漢字表による漢字使用制限/表現としての振仮名 第2節 現代の小説にみられる振仮名 振仮名がなくても日本語は書けるか?/振仮名として付けられた方言=吉里吉里語/ 井上ひさし「振仮名損得勘定(ルビはそんかとくかをかんがえる)」/特殊な語形が振仮名になる/ 漢字がつなぐ2つの語形/片仮名書きされている語 第3節 コミックスにみられる振仮名 注釈的な振仮名/固有名詞と振仮名/2つの読みをもつ漢字/漢字以外の文字に振られた振仮名/ここはどこ? 第4節 ルビ訳のいろいろ 語句説明としての振仮名/古典の現代語訳/英語の日本語訳 第2章 平安時代から室町時代までの振仮名―読みとしての振仮名 第1節 振仮名の起源 『日本書紀』の振仮名/漢和辞典は振仮名からつくられた?/『類聚名義抄(るいじゅ(う)みょうぎしょう)』の成立/ 定訓への道 第2節 仮名(平仮名・片仮名)と振仮名 紫式部は「源氏物語」に振仮名を付けたか?/「平仮名漢字交ざり文」には振仮名はつけられていなかった/ 『平家物語』はいろいろな書き方がされている 第3節 室町時代の振仮名 「しょっちゅう」使う『節用集』/漢字の左側にも振仮名がある!/再び漢字がつなぐ2つの語形/表現としての振仮名 第3章 江戸期の振仮名―表現としての振仮名 第1節 読本の振仮名 読本の左右両振仮名/振仮名のマニエリスム/『南総里見八犬伝』の振仮名いろいろ/ 近世中国語とつながる/ 「深念」は「シアン」と読むのか? 第2節 江戸期に出版された辞書にみられる振仮名 楷書が振仮名?/俗語が振仮名?/左振仮名が2つ?/中国語テキストの振仮名/日本語訳の位置に置かれた漢語 第3節 江戸期の振仮名百花繚乱 『伊勢物語』をすべて漢字で書いてしまった!/草双紙にも振仮名/どうしても振仮名/ 嘘字にも振仮名/アルファベットにも振仮名 第4章 明治期の振仮名 第1節 新聞の振仮名 大新聞と小新聞/ルビってなに?/活字の大きさ―「ポイント」の歴史―/日本の活字/ポイント・号・級/ 『絵入自由新聞』の振仮名/レイゼイとモドシゼイ 第2節 布告・布達の振仮名 漢語辞書の凡例/振仮名付きの布告集/振仮名ばかりか絵も付いた! 第3節 翻訳小説の振仮名 「ロビンソン・クルーソー』の振仮名/燕尾服と断後衣/ひっくり返った振仮名/明治の誤植いろいろ/ 初版と再版とで振仮名が違う!/振仮名に東京方言?/「法度」は「ホウド」か? 第4節 夏目漱石の振仮名 自筆原稿の振仮名/漱石の書き方はユニークなのか?/『東京朝日新聞』の振仮名/ 大阪と東京では振仮名が違う!!/単行本『それから』の振仮名 おわりに 総ルビで発表された振仮名廃止論?/振仮名はボーフラ? 山本有三の振仮名廃止論/ 「ふりがなは、原則として使わない」/現代の新聞 同音の漢字による書き換え・交ぜ書き/ 振仮名の過去・現在・未来 あとがき