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資料番号
Ha281
分類
JNK . 新聞/雑誌/会報 /
a . 印刷会社関連社史
タイトル
モリサワと文字の100年
著者/編者
企画・制作 株式会社モリサワ周年記念事業推進室,編集 渡辺高志,編集 池田 暢,編集 若原 薫
出版社
モリサワ
出版日付
2024
形態
縦25㎝×横25㎝、160頁
資料の種別
■年史・社史/歴史
配架場所
図書館内
目次
文字の誕生、社会への広がり
写真植字機発明の萌芽/森澤信夫の運命的な出会い/高速輪転機を組み立てる/
英国の“写真”で文字を組む研究/「活字は四角だ!」。気づきからの発想/
発明の構想を形に、写真植字機模型の製作
・活字と写植文字
・邦文写真植字機模型
第1章 写真植字の黎明
「邦文写真植字機」の 特許出願から実用化へ
「写真装置」の名称で特許を取得/機械本体は森澤、文字関連を石井が担当/
最初の試作機に各方面から驚嘆の声/第2回試作機の完成
実用機に向けて、「写真植字機研究所」の始動/実用機で新たに6件の特許を取得/
社会の関心を集めた実用機
実用機完成、5大印刷会社へ初納入/発明博覧会出品と初めての邦文写真植字機カタログ/
1933年、森澤・石井の共同事業を解消/共同事業解消後も続いた2人の交流
・カタログにより邦文写真植字機を社会に発信・・・038
第2章 写真植字と社会
戦後の再出発を飾った新型機
戦後、大阪と東京で写真植字機製造を再開/設計思想の大転換、新機構のMC型を開発/
森澤信夫単独で公式発表を断行/平凡社『世界大百科事典』を実現させたMC-Ⅱ型
東京営業所の開設と「モリサワ」のスタート
揺るぎないモリサワブランド
「MC-Ⅲ型」から「MC-5型」へ、安定性と効率化を図る/手動写真植字機の最高峰「MC-6型」の完成/
社内体制とサービス網の充実
・MC型の到達点「MC-6型」・・・052
ユニークな発想による多彩な専用写真植字機
世界が認めた第二の発明「欧文専用写真植字機/美しいヘッドラインを可能にした独自の仕組み/
ドルッパ初出展で大きな反響/デーヴァナーガリー文字用写真植字機の開発/
コンパクト化への先駆け 小型本文専用機「MD型」/
1964年東京オリンピック中継に華を添えたテレビテロップ専用機「MD-T型」/
新聞社での鉛の大型活字を不要にした「新聞見出専用機」/
印字品質の向上と文字配列への視線
新しい文字盤製造技術「染色による文字盤」を開発/印字品質向上のための文字盤への工夫/
採字スピードを向上させる「一寸ノ巾式」文字配列
・書体の制作
・文字盤の製造
・書体デザインの変遷 基本書体の整備
第3章 写真植字と電子技術
電子化と新しいモリサワ像の構築
森澤嘉昭の即断が新時代を切りひらく/マイコン導入で高性能機の時代へ「MC-100型」/
デザインによる企業イメージの創出/CRT ディスプレイ搭載でレイアウト表示を実現した「ROBO V」/
作図機能をより高度に進化させた「ROBO 15XY」/全国各地に営業所を開設
・発展の道を切りひらいた電子技術――マイコン
デザイン・文字文化、そして人の広がり
次々と実施されるデザインと文字文化の取り組み/60周年記念の年に加速した企業イメージの構築/
「人間と文字カレンダー」と70周年記念出版『人間と文字』/印刷業界への貢献、中国「森澤信夫印刷奨」の制定/
新システム開発への挑戦と新時代への布石
電算写植システムの開発と進化/英国企業との合弁会社モリサワ-ライノタイプ株式会社の設立/
日本語組版を可能にした「CORA-5E」/文字盤書体のデジタルフォント化/
「Linotron 202E」の登場で一変した作業環境/新機種・周辺機器を充実させLinotronの販売を加速
・写真植字機と電算写植システムが共存した時代
・自動写真植字機への挑戦
電算写植システムのさらなる進化
電算写植編集機「MK-300」がひらいた新たな時代/手動写植機ユーザーのデジタルへの移行を促進/
第4世代電算写植出力機「LTC-300E」と「im30」/
PostScriptの時代へ
電算写植編集機もPostScript対応へ/フォントベンダーへの変化の始まり
・書体デザインの変遷
創作書体の先駆け
言葉を印象づける文字のビジュアル化
豊富なウエイト展開、ファミリー化の時代
デザイナーとのコラボレーション
タイプフェイスコンテストで才能を発掘
第4章 ひろがる文字、つながる文字
デジタルフォント時代の幕開け
モリサワ、「Macintosh」と出合う/デジタル化によるDTPの可能性/フォント開放への決断/若手社員2人の派遣/
モリサワ書体をPostScriptフォントへ/モリサワ、デジタル化へと舵を切る/プリプレスの可能性を拡張するDTP/
モデルルームでDTP普及をサポート/「MORISAWA TYPE LIBRARY」を流通へ/
OCFフォントからCIDフォント、New CIDフォントへ/フォント環境を統一する OpenTypeフォントの登場/
東京支店新社屋竣工 営業と文字文化の拠点として/発展する文字文化への貢献/成し遂げられた社内体制の刷新
・デジタルフォントの制作
・初期の日本語DTP環境
・日本語フォントにおける外字問題
フォントサブスクリプションサービス時代へ
コードネームは「マンモス」/「MORISAWA PASSPORT」の発売/「MORISAWA PASSPORT」がもたらした変革/
フォント環境のインフラとして/次なるステージへ。森澤彰彦、代表取締役社長就任/
本社新社屋竣工と「MORISAWA SQUARE」/新たなビジネス、組込みフォントの展開
「TypeSquare」によるネットワーク連携端末へのWebフォント提供/組版技術をアプリ開発に生かす
デジタル印刷機との連動で躍進パリアブルプリントソフト「MVP」/
紙の出版から電子出版へ、「MCBook」でスマホアプリ開発に参入/多言語ユニバーサル情報配信ツール MCCatalog+
・「文字組版の教室」の開催
・フォント製品の変遷
文字の未来へ向かって
SDGs時代に貢献するUD書体/すべての子どもたちに読みやすさを。「UDデジタル教科書体」/
UD書体の機能美をすべての人へ。「MORISAWA BIZ+」/ユニバーサル社会の実現へ向けて/
国際的なスポーツ競技大会、万博への参加/コーポレートブランディングとフォント
グローバル化する世界を視野に、多言語書体の開発/協業を通して、文字環境のプラットフォームへ
文字とつながる。世界がひろがる。「Morisawa Fonts」/文字の未来をひらく
・ユニバーサルデザイン書体
・多言語フォントの提供
国内外からゲストを迎え盛大に挙行 邦文写真植字機発明100周年記念パーティー
文字を通じて社会に貢献する 森澤彰彦
年表
モリサワ年表
書体年表