図書資料検索

本の写真

一般財団法人

印刷図書館

詳細画面

資料番号
Ef127
分類
E . 印刷一般 / f . 環境
タイトル
海洋プラごみ問題解決への道 ~日本型モデルの提案 増補版
著者/編者
重化学工業通信社 石油化学新報編集部
出版社
重化学工業通信社
出版日付
2019/09/30
形態
B6判、296頁
資料の種別
■印刷一般
配架場所
■印刷一般
目次
第1章 海洋プラごみ問題入門

日本のリサイクルシステムは優秀

日本の廃プラ排出量は2017年で903万トン

飲料・食品産業の分別リサイクル活動

3Rでプラごみは減るのか

陸域からの流出プラごみが7割以上

日本から海へ、海から日本へ

使い捨てプラ禁止で海洋生物への被害は減るのか

経産省と国内企業150社、官民連携でイノベーション加速へ

海外展開の必要性

Q&A ストローを紙製に変えることで海洋プラごみ削減に貢献できる?

プラスチックごみの誤食で動物が死亡する例もあるのですか?



第2章 海洋プラごみの実態

回収活動から見えてくること

荒川クリーンエイド・フォーラムの取り組み

発生源はどこなのか?

実態把握のための研究広がる

インタビュー

JEAN、マイクロプラスチックは末期的な状態

荒川クリーンエイド・フォーラム、リサイクル率は限界値近い

Q&A 樹脂ペレット(レジンペレット)とは?



第3章 国内の廃棄物管理の過去・現在・未来

日本の廃プラ管理は「世界一」

野焼きから焼却へ/国内プラ産業本格化

環境意識の芽生えと対立

バブル期に消費活動が急激に変化

現代管理制度の原型が誕生

サーマルリサイクルを巡る日欧の「見解の相違」

「熱回収」も有用な手段として評価を

自主規制か法規制か

日本には世界のミスリード防ぐ役割も

「海洋プラスチック憲章」非署名の理由

国内発「プラスチック資源循環戦略」の実効性

インタビュー

環境省、世界各国でベストプラクティスを共有しながら、一緒に取り組んでいく

経済産業省、海洋プラごみ問題は廃棄物管理を徹底した上で「イノベーションによる解決を」

農林水産省、食品産業や農林水産業でもプラごみ問題への積極的な対応が必要

Q&A 容器包装類とは?

マテリアルフロー図に海洋プラごみは含まれていますか?



第4章 欧州と中国の動向

リサイクル推進を主張するエレン・マッカーサー財団

使い捨てプラスチック規制に走る欧州

中国の廃プラスチック輸入禁止

空きコンテナ返送で輸出されてきたプラごみ

日本の廃プラ輸出の行き先

日本中で廃プラがあふれる!?

リサイクル体制の整備を急ぐ欧米化学産業

リサイクル関連事業で先行するドイツ・フランス

Q&A なぜ中国は廃プラスチック輸入を禁止したのですか?



第5章 国内産業界の対応

プラスチックのメリット・デメリット

ライフサイクルコストで考える

モモのLCA評価

エコバッグはレジ袋よりエコなのか

プラスチックを減らせば流出ごみも減るのか

化学・素材産業5団体によるJaIME設立

基本はレスポンシブル・ケアの理念

流出防止が最重要課題

科学的知見の積み上げで現実的対応を

海洋プラごみは「人類全体の問題」

インタビュー

JaIME・淡輪会長~流出防止へ日本型モデルを世界に発信

日本プラスチック工業連盟~開発・生産・販売に使用後の視点を

Q&A LCA研究の始まりは?



第6章 バイオプラスチックへの期待と誤解

「バイオマスプラスチック」と「生分解性プラスチック」

市場シェアは僅か1%

市場の受け入れ体制整備も必要

インタビュー

日本バイオプラスチック協会~切り札ではないが解決の一助に

Q&A バイオプラスチックと生分解性プラスチックは同じもの?



第7章 マイクロプラスチック論争

MPの濃度は現在どのくらい?

MPの環境への有害性は研究の初期段階

MPの生成プロセス仮説

「ベクター効果」仮説

予防原則に基づいて研究は必要だが

インタビュー

愛媛大学 鑪迫典久教授

~化学物質の環境影響はリスクの大きさで評価すべき

寄稿

東京農工大学 高田重秀教授

『マイクロプラスチック汚染の現状と対策』

Q&A マイクロプラスチック(MP)、マイクロビーズとは?



第8章 国際社会への働きかけ

世界の化学関連企業がアライアンス創設

使い捨てプラスチックに関わる5つのファクト

20年間の処理コスト試算~ごみ処理発電による熱回収は2640億円

埋立処分では20年間で1500~2500億円と560haの用地が必要

リサイクルコストは20年間で5000億円

資金は不足~国情に合わせ多様な管理体制構築の必要性

インタビュー

日本財団~ごみを海に出さないという方向へ人々のマインドセット変革を

Q&A 日本近海のプラスチックごみは中国や韓国、東南アジアから流れてきたもの?



まとめ 実効性ある海洋プラごみ対策とは

国内業界は一致団結して対策に当たるべき

リサイクル大国・中国の今後

日本のリサイクル産業の将来

EUの使い捨てプラ削減運動に対しては冷静な対応を

日米連携してEU提案に反対したUNEA4

大阪G20における日本の役割

国際社会へのアピールが第一歩

最新動向

プラ工連がプラスチック資源循環戦略を策定~100%有効利用目指す

JaIMEがエネルギー回収のLCA評価を公表~再生利用と同等

G20大阪サミットで日本主導の国際対策共有へ

廃棄物管理対策を先送り~規制以外に打つ手のない欧州

日本型のアプローチはむしろ根本的

米国、中国を含めた合意形成は大きな成果



資料集

■世界主要国のプラスチック生産推移

■世界の地域別プラスチック生産比率

■アジアの内訳

■中国の国別/品種別プラスチックくず輸入量

■日本のプラスチック生産量・廃棄量の推移

■日本の廃プラ有効利用量と有効利用率の推移

■日本の廃プラ総排出量の樹脂別内訳

■日本の分別収集・再商品化実績

■日本の廃プラ利用の環境負荷削減量



参考資料

あとがき