詳細画面
資料番号
Ef127
分類
E . 印刷一般 /
f . 環境
タイトル
海洋プラごみ問題解決への道 ~日本型モデルの提案 増補版
著者/編者
重化学工業通信社 石油化学新報編集部
出版社
重化学工業通信社
出版日付
2019
形態
B6判、296頁
資料の種別
■印刷一般
配架場所
■印刷一般
目次
第1章 海洋プラごみ問題入門
日本のリサイクルシステムは優秀
日本の廃プラ排出量は2017年で903万トン
飲料・食品産業の分別リサイクル活動
3Rでプラごみは減るのか
陸域からの流出プラごみが7割以上
日本から海へ、海から日本へ
使い捨てプラ禁止で海洋生物への被害は減るのか
経産省と国内企業150社、官民連携でイノベーション加速へ
海外展開の必要性
Q&A ストローを紙製に変えることで海洋プラごみ削減に貢献できる?
プラスチックごみの誤食で動物が死亡する例もあるのですか?
第2章 海洋プラごみの実態
回収活動から見えてくること
荒川クリーンエイド・フォーラムの取り組み
発生源はどこなのか?
実態把握のための研究広がる
インタビュー
JEAN、マイクロプラスチックは末期的な状態
荒川クリーンエイド・フォーラム、リサイクル率は限界値近い
Q&A 樹脂ペレット(レジンペレット)とは?
第3章 国内の廃棄物管理の過去・現在・未来
日本の廃プラ管理は「世界一」
野焼きから焼却へ/国内プラ産業本格化
環境意識の芽生えと対立
バブル期に消費活動が急激に変化
現代管理制度の原型が誕生
サーマルリサイクルを巡る日欧の「見解の相違」
「熱回収」も有用な手段として評価を
自主規制か法規制か
日本には世界のミスリード防ぐ役割も
「海洋プラスチック憲章」非署名の理由
国内発「プラスチック資源循環戦略」の実効性
インタビュー
環境省、世界各国でベストプラクティスを共有しながら、一緒に取り組んでいく
経済産業省、海洋プラごみ問題は廃棄物管理を徹底した上で「イノベーションによる解決を」
農林水産省、食品産業や農林水産業でもプラごみ問題への積極的な対応が必要
Q&A 容器包装類とは?
マテリアルフロー図に海洋プラごみは含まれていますか?
第4章 欧州と中国の動向
リサイクル推進を主張するエレン・マッカーサー財団
使い捨てプラスチック規制に走る欧州
中国の廃プラスチック輸入禁止
空きコンテナ返送で輸出されてきたプラごみ
日本の廃プラ輸出の行き先
日本中で廃プラがあふれる!?
リサイクル体制の整備を急ぐ欧米化学産業
リサイクル関連事業で先行するドイツ・フランス
Q&A なぜ中国は廃プラスチック輸入を禁止したのですか?
第5章 国内産業界の対応
プラスチックのメリット・デメリット
ライフサイクルコストで考える
モモのLCA評価
エコバッグはレジ袋よりエコなのか
プラスチックを減らせば流出ごみも減るのか
化学・素材産業5団体によるJaIME設立
基本はレスポンシブル・ケアの理念
流出防止が最重要課題
科学的知見の積み上げで現実的対応を
海洋プラごみは「人類全体の問題」
インタビュー
JaIME・淡輪会長~流出防止へ日本型モデルを世界に発信
日本プラスチック工業連盟~開発・生産・販売に使用後の視点を
Q&A LCA研究の始まりは?
第6章 バイオプラスチックへの期待と誤解
「バイオマスプラスチック」と「生分解性プラスチック」
市場シェアは僅か1%
市場の受け入れ体制整備も必要
インタビュー
日本バイオプラスチック協会~切り札ではないが解決の一助に
Q&A バイオプラスチックと生分解性プラスチックは同じもの?
第7章 マイクロプラスチック論争
MPの濃度は現在どのくらい?
MPの環境への有害性は研究の初期段階
MPの生成プロセス仮説
「ベクター効果」仮説
予防原則に基づいて研究は必要だが
インタビュー
愛媛大学 鑪迫典久教授
~化学物質の環境影響はリスクの大きさで評価すべき
寄稿
東京農工大学 高田重秀教授
『マイクロプラスチック汚染の現状と対策』
Q&A マイクロプラスチック(MP)、マイクロビーズとは?
第8章 国際社会への働きかけ
世界の化学関連企業がアライアンス創設
使い捨てプラスチックに関わる5つのファクト
20年間の処理コスト試算~ごみ処理発電による熱回収は2640億円
埋立処分では20年間で1500~2500億円と560haの用地が必要
リサイクルコストは20年間で5000億円
資金は不足~国情に合わせ多様な管理体制構築の必要性
インタビュー
日本財団~ごみを海に出さないという方向へ人々のマインドセット変革を
Q&A 日本近海のプラスチックごみは中国や韓国、東南アジアから流れてきたもの?
まとめ 実効性ある海洋プラごみ対策とは
国内業界は一致団結して対策に当たるべき
リサイクル大国・中国の今後
日本のリサイクル産業の将来
EUの使い捨てプラ削減運動に対しては冷静な対応を
日米連携してEU提案に反対したUNEA4
大阪G20における日本の役割
国際社会へのアピールが第一歩
最新動向
プラ工連がプラスチック資源循環戦略を策定~100%有効利用目指す
JaIMEがエネルギー回収のLCA評価を公表~再生利用と同等
G20大阪サミットで日本主導の国際対策共有へ
廃棄物管理対策を先送り~規制以外に打つ手のない欧州
日本型のアプローチはむしろ根本的
米国、中国を含めた合意形成は大きな成果
資料集
■世界主要国のプラスチック生産推移
■世界の地域別プラスチック生産比率
■アジアの内訳
■中国の国別/品種別プラスチックくず輸入量
■日本のプラスチック生産量・廃棄量の推移
■日本の廃プラ有効利用量と有効利用率の推移
■日本の廃プラ総排出量の樹脂別内訳
■日本の分別収集・再商品化実績
■日本の廃プラ利用の環境負荷削減量
参考資料
あとがき