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資料番号
Cc085
分類
C . 後加工/応用 / c . 紙器・包装
タイトル
JISを背景とした段ボール包装の変遷
著者/編者
五十嵐清一
出版社
クリエイト日報 出版部
出版日付
2020
形態
A5判164頁
資料の種別
■後加工/応用
配架場所
■後加工・応用
目次
第1章 原紙 1 紙(Paper)の起源と変遷 1.1 紙の起源とPaperの語源 1.2 和紙の起源 1.3 洋紙の起源 1.4 紙の定義 1.5 紙の基本的特色「3W」 1.6 紙の区分と原紙の位置付け 2 原紙(Fibre board) 2.1 ライナ 2.1.1 JISに規格化されているライナの性能 (1) 表示坪量とC-5、B-6との関係 (2) 圧縮強さ (3) 破裂強さ 2.2 中しん 2.2.1 JISに規格化されている中しんの性能 (1) 坪量 (2) 圧縮強さ (3) 引っ張り強さ (4) 今後に期待される中しんの特性(C.M.T) 2.3 段ボール原紙の変貌 第2章 段ボール 1 段ボール(Corrugated fibreboard)の開発 1.1 段ボール発明の歴史を紐解く 1.1.1 イギリス 1.1.2 アメリカ 1.1.3 日本 1.2 著者の奇跡的な「繰りっ放し」との巡り合い 2 段ボールの基本構造 2.1 段(Flute)の種類 2.2 段ボールの種類 2.2.1 片面段ボール 2.2.2 両面段ボール 2.2.3 複両面段ボール (1) 貼り合わせ上での効率 (2) 段ボールの表面状態の優美さ 2.2.4 複々両面段ボール 2.3 段ボールの厚さ 2.3.1 段ボールの厚さとの理理論値と実際 2.3.2 段ボールの厚さ測定法の確立「業界規格」 2.3.3 著者が体験したアメリカにおける段ボールの厚さ認識 3 コルゲータの改革がもたらした段ボール品質の改善 3.1 コルゲータ変遷の歴史 3.2 フィンガーレスシングルフェーサの段ボール品質への貢献度 3.2.1 フィンガーラインとは 3.2.2 プレスマークとは 4 段ボールの接着 4.1 段ボール接着剤の歴史 4.2 称賛すべきスタインホール方式の開発 4.2.1 スタインホール方式のパテントの特長 4.2.2 スタインホール方式の基本配合 4.2.3 製糊方式の代表例 4.2.4 知っておきたい製糊に必要な基本条件 (1) 低倍水率が有利な理由 (2) 低粘度が有利な理由 (3) 糊の曳糸性(えいしせい)への対応の理由 5 段ボールの貼合技術の理論と実際 5.1 貼合における澱粉の挙動 5.2 糊は原紙の中にどれくらい浸透するのか 5.3 段ボール接着力試験方法のJIS改正とその意義 5.4 糊の使用量の確認方法 5.4.1 マクロ的な方法 5.4.2 中間的な方法 5.4.3 ミクロ的な方法 5.5 糊の増量がもたらす段ボール品質への影響 5.5.1 ウォッシュボード 5.5.2 反りとその対応技術 5.6 糊の理想的使用量の探求 5.6.1 基礎実験 5.6.2 実用化に向けた包装試験 5.6.3 段ボール接着の理想像的証明の実現 (1) 関東地区F社 (2) 関西地区E社 5.7 貼合技術に偉大な足跡を残した「記念講演」 6 段ボールのJISと改正の由来 6.1 7 段ボールの性能 7.1 JISで規格化されている段ボールの性能 7.1.1 破裂強さ 7.2 JISに規格化されていない段ボールの性能 7.2.1 垂直圧縮強さ(Edge crush strength) (1) JISの試験片の形状の決定 (2) 垂直圧縮強さは段ボールの構造的強さの立証 (3) 垂直圧縮強さの試験片統一の国際会議 7.2.2 平面圧縮強さ(Flat crush strength) (1) 中しんの平面圧縮強さ/C.M.T (2) 段ボールの製造技術 第3章 段ボール箱 1 段ボール箱の歴史 2 段ボール箱のJISと改正の由来 2.1 本格的なJIS改正への取り組み 3 Rule-41の段ボール包装規格 3.1 Rule-41/I-222の包装規格 3.1.1 段ボールメーカーにおける保証マーク 3.1.2 JISとRule-41/I-222の対比 4 FEFCOの段ボール規格 4.1 FEFCOの段ボール性能規格 4.2 JISとFEFCOの対比 5 段ボール箱の形式のJIS 6 段ボール印刷とインキの標準化 6.1 段ボールインキの標準化 6.1.1 インキ標準化への取り組み 6.2 インキ標準化推進のための今後への期待 7 接合 7.1 フォルダーグルアの出現 7.2 JISとRule-41/I-222の比較 8 段ボール箱の評価 8.1 外観 8.2 段ボール箱の圧縮強度 8.2.1 箱圧縮強度の測定方法 8.2.2 箱圧縮強度の評価と活用法 9 段ボール箱圧縮強度の推定式 9.1 ケリカット式とその思い出 9.2 ケリカット式の活用法 10 ’63欧米包装状況視察団の回想 10.1 往時のアメリカの段ボール事情 10.1.1 コルゲータの概要 10.1.2 製箱工程の概要 10.1.3 アメリカ企業の品質に対する厳格性 第4章 段ボール包装の変遷 1 発展期の段ボール箱推進を阻んだ2大問題 1.1 「手鉤」対策 1.2 段ボール箱の防水対策 1.3 影の功労者「ケアマーク」 2 段ボール箱の魅力「リサイクリング」 2.1 段ボール箱のリサイクリング 2.2 古紙リサイクリングの技術的課題 2.2.1 リサイクリングのメカニズム 2.2.2 再生を阻害する問題点 2.2.3 リサイクリングと原紙の性能 2.3 段ボールの森林資源への貢献度 2.3.1 木箱から段ボールへの転換効果 2.3.2 リサイクリングによる森林資源の貢献 3 0201形箱の封緘 3.1 封緘強度 3.2 封緘コスト 3.3 封緘のシステム化の極限を追求した実用例 4 段ボール包装のハイウエイを構築したラップラウンドボックス 4.1 けい線強さ測定機の開発 4.2 ホットメルト接着剤への今後の期待 5 青果物の段ボール包装の変遷 5.1 段ボール箱の含水分と箱圧縮強度の関係 5.2 アメリカのサンキスト工場訪問 5.3 輸入バナナの包装設計の経験 5.3.1 バナナ農園と集荷包装の視察 5.3.2 輸入バナナの段ボール箱の包装設計の体験 6 青果物の鮮度保持技法の変遷 6.1 化学的技法による鮮度保持 6.2 物理的技法による鮮度保持