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資料番号
S004-2022-1216
分類
H . 年史・社史/歴史 /
S . 研究論文・講演要旨
タイトル
「転換期にある紙メディアの技術・造形・デザイン」 第18回紙メディアシンポジウム
著者/編者
日本印刷学会/紙メディア研究委員会
出版社
日本印刷学会/紙メディア研究委員会
出版日付
2022
形態
A4判63頁
資料の種別
■統計・市場動向/学術
配架場所
■学会誌・要旨
目次
開催方法:オンライン開催
1. リアルテクスチャ®のご紹介:視覚と触覚へ訴求する紙メディア
立体スキャナで得た歪みのない撮像に特殊製版とスクリーン印刷をプラスすることで、
対象の表層の見た目と触り心地を印刷だけで再現する技術、リアルテクスチャ。
本発表では、建装材業界を中心にした特定用途での活用事例を紹介。
また、アナログの印刷ツール でありながらDX施策での有効性に注目されており、
実際の採用事例の紹介やその後の展 開の検証等について紹介する。
凸版印刷株式会社 情報コミュニケーション事業本部 課長 仲山 遵
2. 潜像埋込技術の高度化による公的印刷物の信頼性向上
公的印刷物とは、すなわち公的に是認させるための印刷物で、証明書等はその一例である。
国立印刷局では創業より公的印刷物の偽造防止技術の開発に取り組んでおり、
令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞した。
本講演では、セキュリティ・ デザインの基本と該受賞技術について説明する。
独立行政法人国立印刷局 本局銀行券部製品設計グループ 工芸官 木内 進
3. デザインを表現する印刷の立体的解像度―デザインと印刷と脳の関係
紙の電子化が進む反面、伝達媒体としての紙の役割を超え、紙や印刷技法の選定が
デザンを成立させる構成体として重要な位置を占める傾向にある。
紙や印刷技法は電子メディアやSNSでは共有することのできない”立体的な解像度を纏っているからである。
この概念は電子化が進み、紙媒体が減少するほど成長する。
希少性に価値を見出す人間の脳構造と紙、デザインの関係を説明する。
ALBATRO DESIGN 代表 Designer/Art & Printing Director 猪飼俊介