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印刷図書館倶楽部ブログを更新しました。

個人会員の有志の方々が集う “印刷図書館倶楽部”、そのブログを更新いたしました。

当ホームページの左下にあるバー「印刷図書館倶楽部ブログ」よりお入りください。

今回は、印刷コンサルタントの尾崎章氏による<印刷フイルム・フィルムカメラ史探訪 VOL-3>です。

テーマは「74年間、世界を魅了したコダクロームフィルム」について

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「紙パルプ産業と環境2015 」 入荷しました。

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(発行元 本書紹介文より引用)
3.11東日本大震災で顕在化した、わが国のエネルギー需給をめぐる深刻な状況は今なお続いています。2012年7月には再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)がスタートしものの、従来型の化石燃料や原子力の代役を務めるにはまだまだ力不足です。

そうした中で紙パルプ産業の取組みに注目が集まっています。製紙企業が内外に保有する68万haにも上る植林地は、温室効果ガスの吸収源として地球温暖化防止に貢献。また各地の製紙工場では広大な敷地を活用した太陽光発電や、未利用木材の集荷システムとノウハウを活かした木質バイオマス発電の試みが活発化し、新たな雇用機会を生み出すビジネスとして地元からも期待を寄せられています。

一方、世界に目を転じると製紙原料に占める古紙のウエイトは一段と高まりつつあります。とりわけ製紙産業が勃興期にある途上国では、段ボールや白板紙など産業用紙向けの原料として安価かつ品質の良い古紙に対するニーズが高まっています。これらを背景に古紙の国際貿易が活発化しており、年間約500万tが輸出される日本の古紙はその品質の確かさ、異物混入の少なさから海外市場でも高く評価されています。縮減傾向にある国内需要を考慮すれば、今後とも”J-BRAND”古紙として品質を維持していくことが、売り先の選択肢を増やし国内の余剰化を防ぐための有効な手立てと言えるでしょう。

さらに古紙の需給両業界にとって喫緊の重要課題となっているのが持ち去り行為の根絶です。古紙持ち去りは民間の経済活動として成り立っている紙リサイクルシステムを揺るがす、反社会的な行為にほかなりません。紙リサイクルシステムの恩恵を受ける全プレイヤーが関心を寄せ、根絶に向けて行動していく必要があります。

弊社は毎年『紙パルプ産業と環境』シリーズを刊行してきていますが、今夏刊行予定の2015年版では『エネルギー、バイオマス、古紙、植林~持続可能性へのチャレンジ』と題し、業界内に限らず関連他産業の企業をはじめ一般消費者、市民運動団体、官庁・公共機関など広範な対象の方々が紙パの取組みや実情に対する理解を深めるための1冊となるよう構成・編集しました。

 

 

  • タイトル  紙パルプ産業と環境2015 エネルギー、バイオマス、古紙、植林〜持続可能性へのチャレンジ
  • 発行元   紙業タイムス社 2014/8/29発行
  • 体裁    B5版 195頁

「フレキシブル包装の全て -理論と応用と展望-」入荷しました。

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プラスチックのフイルムを用いた包装は、我々日常生活のいたるところに見かける。にもかかわらず。このいわゆる「フレキシブル包装」を解りやすく解説した本がなかなか見あたらない。包装のいちばん基本的は効用は、JISを引用するまでもなく、内容品の保護である。

そういう意味で、フレキシブル包装の機能に最初に要求されるのは、袋が破れないことであろう。水の入った袋の水平落下と縦落下を比較した場合、縦に落としたほうが破壊しやすいのは、我々が日常経験することであるが、なぜそうなるのであろう? ラーメンの液体スープの耐圧が出ない、どうしたらよいだろう? さらには、なぜ、温度が低くなると、袋が硬くなるのだろう?など日常よく感じる疑問である。
このような日常の疑問を、技術系以外の方も理解できるように、そのエッセンスを分かりやすく説明しようと試みたのが本書である。(本書の序文より)
 

 

  • タイトル  新改訂版 フレキシブル包装の全て―理論と応用と展開-
  • 著者    大須賀 弘
  • 発行元   クリエイト日報 2013/3/11発行 <新改訂版>
  • 体裁    A5判416ページ

『赤玉ポートワイン』のポスター所蔵しています。

「印刷図書館にも、朝ドラのあのポスターを所蔵していますよね??」と、このごろお問い合わせをいただきます。現在放映中のNHK連続テレビ小説「マッサン」、ご覧になられている方も多いと思いますが、先日話題になったヌードポスターの元になっているのが、こちらの「赤玉ポートワイン」のポスターです。

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    ・題名    寿屋赤玉ポートワイン

    ・年代    大正11年(1922年)

    ・印刷方法  石版砂目描版

    ・印刷所   精版印刷(株)

    ・製版者   中村源一郎

    ・寸法    81×51センチ

    このポスターについて、2012年(平成24年)6月25日付の日本経済新聞夕刊にて、ポスター史研究の第一人者である田島奈都子さん(現在:青梅市立美術館学芸員、当時:姫路市立美術館学芸員)が執筆されています。ご本人の許可を得て、当時の新聞記事をご紹介します。

     

    ◆赤玉ポートワインのポスター◆  「大正ポスターの女 十選」

    「ポスターに写真を利用した嚆矢(こうし)」、「日本初のヌード・ポスター」と形容されることの多いこの作品は、日本のポスター史を語る上で欠くことのできない一枚。アートディレクターの片岡敏郎、図案家の井上木它の共作である。

    モノトーンの画面の中央、女性の胸元のワイングラスだけが赤く浮かび上がる本作は、女性のはにかんだ表情とともに、見る者に深い印象を与える。これくらいの露出では現在ではさして話題にもならないが、当時はこうした写真を撮られること、ましてやそれがポスターとして街中に貼り出されることがセンセーショナルであり、強い抵抗があった。モデルとなった女優の松島栄美子を口説き落とすのは大変だったらしい。

    赤系のセピアで印刷された初版のポスターは、掲出と同時に持ち帰られてしまい。その後、緑系のセピアで再印刷されるほど、この作品は人気を集めたといわれる。

    しかし、同時代の新聞雑誌を概観しても、このポスターに関する記事は見つけられず、片岡も多くを語っていない。写真製版の実用化と印刷技術の進歩を受けて企画した会心作であったはずだが、市井の反響はうら若い女性のヌードに終始してしまい、後味があまり良くなかったのかもしれない。

    (1922年、81×51センチ、印刷図書館蔵)

業界新聞のバックナンバー保存期間をアップ致しました。

当館にて所蔵しております業界新聞は、全11紙です。

各新聞の所蔵期間をアップいたしましたので、【図書館の概要】より
【バックナンバー保存期間一覧】をご覧ください。

今後、他の逐次刊行物の保存期間もアップして参ります。

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