— drupa2008から始まる近未来の潮流 —
財団法人印刷図書館は、このたび —drupa2008から始まる近未来の潮流—をキーワードとした単行本「世界の最新印刷技術」2008-2009を刊行いたしました。
本書は、drupaで提唱された技術動向を総括・集大成し、記録として保存しておくことを目的に編纂したものです。
また、将来、次々と出てくるであろう新技術を蓄積し、新たな印刷ビジネスモデルに具体的に役立ていただくための「データベース」にしてほしいということも、本書刊行の狙いとしております。
全体の構成としては、有識者に「最新技術のトレンド」を解説していただいたのをはじめ、印刷業界をリードする方々による「技術を経営に生かす心構え」、さらには有力ベンダーによる「新技術を駆使した近未来への提言」など、盛り沢山の内容となっています。
ご購入の案内
販売価格 2,000円
(消費税込み、ただし送料は別途実費)
※一括購入に伴う特別割引制度があります
【本書に関するお問合せ先】
財団法人印刷図書館
Tel.03‐3551‐0506 Fax.03-3551-0509

概要
第1部
1.有識者が捉える最新の技術トレンド
- 印刷技術が今後の印刷業に与える影響
牛田 弘
- 印刷会社は技術革新にどう対応すべきか
荻野 正彦
- 「印刷が本来もっている力強さを見せた」
主催者談話
2.印刷業界人が見た「わが社とdrupa」
—新たな技術を経営に生かす心構え—
- 技術潮流に触れ自己形成の機会に
浅野 健
- ビジネスモデル構築の拠りどころ
水上 光啓
- 企業の機能と生産性を高める技術
今野 敦之
- ビジネス基盤を見直す覚悟をもって
矢部 一憲
- 顧客お役立ちのツール発掘の場に
松浦 豊
- 「匠の技」と共生できる自動化こそ
小島 勲
- 開催のつどブレークスルーを見出す
高宮城實明
- 新たな技術は現状のリセットから
生原 道夫
- 経営視点で事業モデルを探りたい
藤森 康彰
- 製販一体型の仕組みづくりを痛感
西山 竜司
3.主要ベンダーが意義づける「drupa」
— 将来の印刷業に伝えたい新技術の考え方 —
- 「顧客感動」の達成で強い印刷会社に
小森 善治
- 永続的な発展に向けて進むべき道示す
山本 幸平
- 次なる技術指標は“デジタルプレス化率”
吉田 整
- 当社自身が変化する「意思」を発信
藤澤 恭平
4.「drupa 2008」で示された技術動向
- 印刷方式の新時代を画した「Inkjet drupa」
編 集 部
5.帰国報告会(印刷図書館主催)における講演要旨
- ネット社会で印刷物の果たす役割とは?
大瀧 勝彦
- drupa 2008に見る最新印刷技術の潮流
杉山 博幸
- drupaレポート;インクジェット&ワークフロー
柿田 高徳
- drupa 2008;デジタルプレスの動向
小池 良二
第2部
1.基調提言・近未来への舵取り
—わが社が提唱している近未来への技術トレンド—
- インクジェットデジタル印刷機が示す将来
富士フイルムグラフィックシステムズ
- 「ワンストップサービス」を自ら提唱
大日本スクリーン製造
- オフセット印刷機のデジタル環境と特殊印刷対応
小森コーポレーション
- 将来性を示す3つの「キーワード」
ハイデルベルグ・ジャパン
2.drupa出展の最新システム
3.「drupa 2008」にみる主な出展企業と注目の製品一覧
2010年12月10日 5:37 PM |
カテゴリー:イベント・刊行物ご案内
─≪財団法人印刷図書館主催≫ 平成22年度文化講演会─
財団法人印刷図書館は、江戸学の第一人者として知られる「江戸東京博物館」の竹内誠館長をお招きして、文化講演会を開催いたします。
物質的には必ずしも豊かではなかったかも知れないが、心は非常に豊かだった江戸時代の出版に関する史実やエピソードを紹介しながら、当時の出版活動(心)を支えた印刷の業(モノづくり)の重要性を解き、江戸時代の意味を蘇らせ、それを心の時代である21世紀に活かすことができると、極めて示唆に富んだ内容を展開されます。ぜひこの機会にご参加賜りますようご案内申し上げます。
【開催日時】 |
平成22年12月6日(月)午後2時〜午後3時30分<90分間> |
【会場】 |
日本印刷会館2階 大会議室 (有楽町線新富町駅・日比谷線八丁堀駅下車)
東京都中央区新富1-16-8 TEL 03-3551-0506
*案内図はコチラ |
【参加費】 |
5,000円(税込) |
講演概要
江戸時代に入り社会が安定するにしたがい、まず上方を中心に、それまでの仏典や漢詩本に限らず、源氏物語や平家物語などの文芸書から、節用集や往来集といった実用書にいたるまで、幅広い分野にわたる活発な出版活動が始まった。また、書物の重要が飛躍的に増加するに伴い、一字ずつ活字を拾う活版印刷よりも、より手軽で安上がりな木版印刷の板本が再び注目され出版の主流を占めるようになった。江戸時代を通し、約六千軒の出版業者、いわゆる板元が活躍し、17世紀の京都では、すでに一万点に近い書物が出版されている。
江戸時代中期になると出版の中心は上方から江戸へ移り、多色刷りや木版など、わが国独自の精巧な整版技術が工夫され、高い水準の出版文化が生み出された。一方、明暦3年(1657)に始まる幕府の出版規制は、享保、寛政、天保と続く三度の改革で強化されたが、幕末の変動期になると、規制の網をくぐり、黒船の来航や各地の災害などを伝える瓦版が出版され、揺れ動く世相を風刺した。
たくましく、豊かな江戸時代の文化を、印刷出版業が支えた。
『竹内 誠(たけうち まこと)さんプロフィール』
昭和8年東京に生まれる。東京教育大学大学院博士課程修了/文学博士/専攻:江戸文化史・近世都市史
【略歴】現在、東京学芸大学名誉教授、江戸東京博物館館長、徳川林政史研究所所長、日本博物館協会顧問、地方史研究協議会会長などを務める。【主な著書/編書】「江戸名所図屏風の世界」(岩波書店)、「近世都市江戸の構造」(三省堂)、「曲亭馬琴」(集英社)、「東京都の歴史」(山川出版社)、「教養の日本史」(東京大学出版会)、「江戸時代館」(小学館)など多数
このほかNHK大河ドラマ、金曜時代劇などの時代考証を担当した。
お申込み方法
このイベントは終了致しました。
* ご記入いただきました個人情報は標記講演会参加のための手続きに使用します。
* 本個人情報は印刷図書館以外へ開示提供することはありません。
2010年12月6日 9:49 PM |
カテゴリー:イベント・刊行物ご案内
─財団法人印刷図書館主催─
財団法人印刷図書館は、下記の日程で「養老孟司氏による講演会」を開催いたします。
養老氏は、一般的な心の問題や社会現象をはじめとした医学・生物学領域の幅広い知識を交えながら、人間の「こころとからだ」について分かりやすく解説されます。また最近では、環境問題への関りも深く、食品包装材料など印刷産業が抱えている立場からの環境問題へも触れていただきます。
会員企業並びに関連業界企業の皆様におかれましては、本会の趣旨をご理解賜り、多数の方が参加いただきますようご案内申し上げます。
【開催日時】 |
平成21年3月13日(金)午後1時30分〜午後3時<90分> |
【会場】 |
日本印刷会館2階大会議室 (有楽町線新富町駅・日比谷線八丁堀駅下車)
東京都中央区新富1-16-8 TEL 03-3551-0506
*案内図はコチラ |
【参加費】 |
8,000円(お一人様参加費:消費税込み) |
講演概要
私たちが寝ている時と起きている時の違いは何か?それは起きている時は「私は私である」と意識していることである。自分が他人と違う特長を個性という。しかし個性とは根本的には体のことである。個性は頭でもつのではなく体でもっている。したがって自分はどうであるなど考えるのは無駄である。人は、私は私で変わらないと錯覚している。私は変わるのである。しかし、情報は変わらない。テレビ、新聞、言葉などテープに撮れば何度でも再現できる。今の私は明日は再現できないし、また記憶はどんどん変わっていく。人はひたすら変わっていくのに3歳の時の写真は変わらない。写真は情報だからそのままである。知るとは何か?たとえばガンの告知を受ける前と後では見方が変わる。自分が知る前とは別の人になっている。知るとは人がガラッと変わることである。こころとからだの不思議な?がりを解説する。
『養老孟子司氏プロフィール』
1937年、神奈川県鎌倉市に生まれる。東京大学医学部卒業後、インターンを経て解剖学教室に入り、解剖学を専攻。東京大学医学部教授、北里大学教授(大学院医療人間科学)を歴任。1998年、東京大学名誉教授に就任。1989年『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞、2003年『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞。『ヒトの見方』『脳に映る現代』『死の壁』『記憶がウソをつく!』など著書多数。また、1981年、東京大学総合資料館長、東京大学出版会理事長を兼任。2006年には京都国際マンガミュージアム館長就任。
お申込み方法
このイベントは終了致しました。
* ご記入いただきました個人情報は標記講演会参加のための手続きに使用します。
* 本個人情報は印刷図書館以外へ開示提供することはありません。
2009年3月12日 5:43 PM |
カテゴリー:イベント・刊行物ご案内